明治神宮にて「明治天皇の句」
久しぶりに明治神宮に行ってきました。
所々に明治天皇や皇后の短歌が飾られていて、そこに込められた思い、そして35文字という短い文の中でここまで気持ちや情景を表現する表現力に感動しました。
ちはやふる 神の開きし 道をまた
(幾千年にかけて 神が開いてきた道をまた)
ひらくは 人の ちからなりけり
(開くのは 人の力であるのだ)
この句を読んで私が感じたことは、
宇宙・自然・歴史文明と繋がって、まさに新しい時代を切り開いていった明治天皇のお気持ち、明治という時代の前進力・開拓力を感じました。
これまで作り上げて来られたものに敬意を払いつつ、人の力で道を開いていくことに対する自負心・責任感のようなものも感じられ、なんとも日本人らしい心だなぁと思い、感動しました。
明治神宮は、明治天皇が 亡くなってから明治天皇の魂を祀ってほしいという全国からの要望で建てられたこと、
そして周りに立派に生い茂っている木々たちは、全国から集められた10万本の木々であること、
山道の途中にある日本一の大きな鳥居は、台湾から運んで来られた大木であること、
明治神宮を訪れると、
このようなことに触れられて、明治という時代に成し遂げたこと、そしてそこにどれだけの思いがあったのかを感じられて、豊かな自然と共に心が満たされるような気持ちになります。