科学技術の大前提になっているカントの有と無の規定の限界と、科学技術の次の未来技術nTechの有と無の規定の価値
哲学者カントの有と無の規定は、
有(あるもの)を「時空間の中に表れるもの」
無(ないもの)を「時空間の中に表れないもの」と規定しました。
このカントの規定では、時空間の中に表れるものを有の大前提にしているので、時間と空間の誕生が説明できません。
さらに、時空間の中に表れるものは、時間があり、すべて因果法則が成り立ちます。
因果法則がわかればわかるほど、知っている世界に掴まれてしまい、因果法則を越えることができず、因果法則に支配されてしまいます。
知っている世界には限界があるので、倫理道徳を使って、やりたくないことをやったり、やりたいことをやらないという実践をすることになります。
例えば、たくさんの努力をして人のために働いてみんなから感謝されるような生き方をしてきたとしても、ある日突然不慮の事故で体が動かなったとしたら、「なぜこのような生き方をして来たのにこんなに酷い目に遭ってしまったんだろう」と思う方も多いと思います。
そんな時に、「神だけはあなたの苦しみをわかっている。霊魂は不滅だから死んで生まれ変わったときには幸せな人生が送れる」など、神を要請し、知りえない世界を補いました。
やりたくないことをやる、やりたいことをやらない、合わせて、我慢して、演技を演じるということを繰り返すことは、大前提である有と無に対する規定とつながっているのです。
それに対して、認識技術nTechの有と無の規定は、
有を「依存せず自ら存在するもの」
無を「依存して存在するもの」と規定しています。
あってあるもの、永遠にあるものが本当にあるもの、実在であり、
あってないもの、あったりなかったりするものは実在とは言えず、ないものです。
この規定によって、「依存して存在するもの」は、始まりと終わりがあり、条件によって変化したり、あったりなかったりするため、すべて錯覚であり、バブルであり、虚構であることがわかります。
「依存せず自ら存在するもの」は、始まりもない、終わりもない、速すぎて脳ではイメージ不可能、認識不可能、感じること不可能な純度100%心の動きです。
「依存せず自ら存在するもの」が実在であり、そこから「依存して存在するもの:の依存体系をすべて説明することが可能になります。
一番早いスピードに依存して、二番目のスピード、三番目のスピード、n番目のスピードが生まれ、依存体系が作られて行きます。
時間、空間、ポジション、エネルギー、力、光、物質、生命、精神が生まれる体系を説明することができるようになります。
因果法則、因果ロジックを超えた、Byondロジックですべてを理解、説明、統制、予測、期待可能になり、新しいByondロジック時代を切り開くことができます。
認識技術nTechは、天動説から地動説へものの見方が移動して大きな変化が生まれたように、存在が動くという当たり前の大前提から、動きが存在させるという大前提の変化を起こす、全く新しい次代の新技術です。
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