怒りが出るのは当たり前
1 今日のテーマ
今回は、怒りの感情について書いてみたいとおもいます。
2 なぜ、その話をするのか?
怒りという感情は誰しも出てくる感情ですが、日本人は怒りを表現することに対するイメージが悪い人が多く、怒りを無意識に我慢していることが多いです。
そうして、怒りの感情にふたをし続けていると、いつのまにか自分が怒っていることや、そもそも自分の感情自体がよく分からなくなってしまうということもあります。
なので、今回は怒りという感情をどのように捉えたらいいのかについて、話していきたいとおもいます。
3 どうやってやるのか?
では、どのように怒りの感情を捉えていけばいいのでしょうか?
まず、自分が怒っている時って、自分だけが怒っているような気がしますよね?
しかし、実際、怒りの感情は、個人的なものだけではなく、人間が共通に持っているものでもあるのです。
それはどういうことかこれからお話ししていきます。
私たち人間は、5感覚と脳を使って、この現実画面を認識しています。
では、蛇やカエルは私たちと同じ世界を認識しているでしょうか?
答えは、ノーです。
私たちと、蛇やカエルが認識する現実は違っているので、
人間は人間の、蛇は蛇の、カエルはカエルの、
全く違う宇宙に生きているといえます。
では、私とあなた、人間一人一人は全く同じ世界を認識しているのでしょうか?
少し考えてみましょう。
人は、それぞれ全く別々の環境によって生まれるので、別々の情報知識、文化や習慣、教育と出会いながら、観点が作られていきます。
同じ家族や兄弟であったとしても、育った年代が違うし、経験体験も違うため、別々の観点を持つようになりますよね。
そのため、例えば、1本の映画を100人で見たときにも、1本の映画がロードショーされているように見えますが、実は100人いれば100通りの映画がロードショーされているといえるのです。
このように人間は、一人一人バラバラの観点を持っているし、
自分の観点から見た自分の宇宙の中から出たことがないので、無意識で自分が絶対正しいと思っています。
その状態で、人と人が出会ったらどうなるでしょうか?
それぞれ別々の観点や目的で出会っているので、わかり合うことができない。
自分の思ったとおりになったら嬉しいが、相手は自分と違う観点を持っているので、自分の思ったようにはならない。そして、お互いの意見が違う状態でぶつかった時には、摩擦や衝突が起きていきます。
これは、特別な誰かに起きていることではなく、仕組みから見れば人間に共通して起きているのです。
誰しもが、自分の思ったとおりにならない世界を生きているので、実はみんな怒りを持っているのです。
まずはなぜ怒りが出るのか?というのを仕組みで理解することによって、現在地の確認ができ、
そこから理想の状態へ変化していくことが可能になります。
普段、自分はどんな感情を持っているんだろう、
一人でいる時はどうだろう、人と出会う時はどうだろうと、感情にフォーカスしてみるのもいいかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。