わたしの変化ストーリー【2】
今回記事は、上記リンクの続きになります。
ひつじの皮を被った虎でだったわたしに、
仕事である事件が起きます。
同僚数名と残業をした時です。
別の会社の50代の男性と連携して仕事をしていたのですが、わたしのミスがきっかけで、残業中に電話がかかってきて…
「ふざけんじゃねーよー!」
「すいませんじゃねーよー!」
「いい加減にしろよー!」
と周りの同僚にも聞こえるような声で、怒鳴られてしまいました。
わたしは、すいません、すいませんとひたすら謝っていました。
その時内心どう思っていたかというと、
ひつじのわたしは、
「周りからダメなやつって思われてないかなぁ」
「なんとかしなきゃ」
という思いと、不安、恐怖の感情が出ていました。
一方で虎の自分は
「俺だっていいたいこと山ほどあんだぞ、このやろぉ!」
「ちょっとのミスで上に立った気になりやがって」
と、怒りの感情が渦巻いていました。
でも、
そんな思いは誰にも言えず、
自分でなんとかしなきゃと思い、
何ヶ月もストレス・プレッシャーを感じながら仕事をしていたら、
頭痛や腹痛がしてきて、仕事のやる気もなくなってしまい、
もう無理限界だ…となって、
体調を壊して仕事を休むことになりました。
そこで、
このままじゃおかしくなる、やばい…
と思い、
自分の内面から来ていることは確かだから、内側を整理して変わろうと決断しました。
そして、認識技術という観点・認識を変化させることができる技術を知っていたので、
それを活用して、自分の認識のパターンを整理しました。
すると、自分のこと関係性構築のパターンが観え、結果的に変わることができました。
では、なぜ羊の皮をかぶったトラの私ができたのか、
その背景と、具体的にどんな認識・関係性構築のパターンになっていたのかを共有していきたいと思います。
まず、私は東北の田舎で生まれました。
周りは田んぼと川、山に囲まれた自然豊かなところで育ちました。
家族構成は、父、母、祖父、祖母、兄の6家族で、
父、母は共働き、祖父は出稼ぎに行くことが多く、
いつも祖母と兄といることが多かったです。
そんな家族の海の中で、私の認識のパターンつくるある決断があったことに気づきました。
それは、小さい頃、自分の好きなように振舞っていたら、
父から「うるさい!」などと、怒られて、
自分の気持ちとしては、「自分はただ好きなようにやってるだけなのに、なんで勝手に悪者にして決めつけて怒ってくるんだ!」という気持ちで、
泣いたり、わめいたり、叫んだり、
思いっきり反発していました。
それを何度も何度も繰り返しましたが、私の目から見たら、父に自分の気持ちは何も響かず、届かず、自分の深い感情や気持ちは絶対に伝わらないんだと思い込みました。
それに加えて、本当は怖くて、誰かに味方になってほしい気持ちがあったけど、
自分の目からは、周りにいた母や祖母や兄は何にも助けてくれないと思い、やっぱり自分の深い感情や気持ちは誰も受け取ってくれないんだと思いました。
そこで「おれなんか言うこと聞いてりゃいいんだろ!言うこと聞いて聞いて自分がどうなるか今に見てろよ!」という決断をしたのです。
今思えば、自分で腹を切ったような感覚でした。
さらにその決断からくるパターンを深めるような環境がありました。
よく一緒にいた祖母は、
人に会ったら挨拶しないとダメだよ
ちゃんとありがとうっていうんだよ
愛想よくしなさいと
よくいう人で、
逆に愛想が悪い人を見たりすると、
その人を否定したりことが多かったので、
自分は、愛想良くしないとダメなんだと思い、
人に会ったら、笑顔をしたり、挨拶したり、おとなしくするのが、当たり前になっていきました。
それを続けていくと、
周りからは、いい子だね、優しいねと言われるようになって、
自分でも自分はそういう人なんだと思っていました。
人は、誰しも0〜12歳までの間に、
自己否定の決断をもとに、
無意識のエンジンを作ります。
車のアクセルとブレーキのように、
前に進もうとアクセルを踏んだり、
逆にブレーキを踏んだりしながら、いったりきたりを繰り返しています。
私の場合は、無意識エンジンはこんな風に整理できます。
ブレーキ
「どうせありのままの自分なんて絶対に受け入れてもらえない」
アクセル
「ありのままの自分を受け入れてほしい」
受け入れてもらえると思った時は、嬉しくなり自身が持てたりしますが、
受け入れてもらえていないと思うと、不安になったり、悲しくなったり、怒りになったり、諦めがきたりして、強烈にブレーキを踏みます。
基本的には、受け入れてもらえないというところからスタートしているので、
受け入れてもらおうといつも必死でした。
今回はここまで、
次回は、この無意識エンジンからどんな関係性構築のパターンになっていたのか、
なぜ体調を崩すまでになったのか、
それに気づいてどんな変化があったのかを語っていきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。